GW休業

 

秋田の八郎潟に「菜の花ロード」というのがありまして、
信号の少ないまっすぐな道の両脇に
菜の花が延々敷き詰められ、
その後ろには桜並木。
黄色、ピンク、空の青、白い雲。
自然の織り成す色の饗宴。
この時期帰省すると、
一度はそこを通ることになります。
弊社は、
4月28日(土)~5月6日(日)までGW休業とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

 

・昼までの田仕事まずは種を蒔く  野衾

 

寒暖

 

気温がようやく安定してきたようです。
このあいだの休日のこと、
散歩に出た折、
なんだか体がふらふらし、
変な汗が出てきたので、
そのことを家人に告げると、
「すこし厚着じゃないの?」
と言われ、
羽織っていたものとストールを外すことに。
さわやかな風を感じ、
フッと体が軽くなったようで…。
体温調節が難しい季節です。

 

・春暁や虎の血をひきのそり来る  野衾

 

新井奥邃先生記念会

 

新井奥邃が亡くなったのが1922年(大正11)6月16日。
毎年命日のちかくの日曜日に
東京都世田谷区代沢の森巌寺に墓参し、
その後、
区民会館などで勉強会を行ってきました。
今年は、
6月16日の土曜日に開催予定。
一昨年、昨年と、
奥邃がのこした言葉からわたしがいくつか選んでプリントし、
記念会幹事の関口先生に送っていたのですが、
今年はどうも体調が思わしくなく、
お断りしようとも考えていたところ、
なんとか間に合わせ
B4一枚の資料を用意し、
きのう送ることができました。
当日までには
もう少し元気になっていたい。

 

・春が行く厨の音を聴いてをり  野衾

 

独擅場

 

山本健吉『底本 現代俳句』を読んでいたところ、
独擅場という単語に「どくせんじょう」
とルビが振られており、
文脈から考えて、
独壇場「どくだんじょう」のことに思われ、
疑問がわき、
さっそく調べてみると、
「擅(せん)」は、
ほしいままにするという意であり、
「擅(せん)」を「壇(だん)」と誤ったことから
独壇場の語が生じたとのこと。
なので、
正しくは「独擅場(どくせんじょう)」
知らなかった!

 

・初蝶や夢のうつつに誘はるる  野衾

 

絵葉書

 

Mさんから絵葉書がきました。
「日記が再開し、ホッとしました」
淡い色彩のカンディンスキー《二本の線》
好きな画家谷内六郎の絵をほうふつとさせます。
Mさんは今年に入り、
勤めていた業界紙の会社を辞し、
図書館などに納める本棚をつくる会社に転職しました。
本つながり?
あいさつに来られたとき、
しずかなもの言いのなかに、
潔さと決意のほどが感じられ、
応援したい気持ちでいっぱいになりました。
絵葉書をもらって、
ぼくもホッとしました。

 

・菜の花や生態系の森うごく  野衾

 

出社

 

体調不良のため、
しばらく会社を休んでいましたが、
少しずつ快方へ向かっているようなので、
午後、
小ぶりの雨の中、
足下に気を付けながら出かけました。
ホームのベンチで電車を待つ時間、
桜木町駅を出、
一度エスカレーターで地下へ下り、
地上へ上がり、
読み方をずっと分からずにいた魚伊之。
まえとおんなじ、
…でもないような。
着いたら、
傘を広げて乾かさなければ。

 

・指折りて日数かぞへりつゝじかな  野衾

 

アリ

 

自宅をでて左手、
ゆっくり二分も歩けば小さな公園があります。
そのわずかの時間の小道は、
もともと崖のふちであったからか、
短いながら野趣があり、
ときどきリスやタヌキが出没します。
小鳥も啼いています。
ゆっくりしずかに歩いていると、
歩くスピードに反比例して
いろいろな生き物の数が増していくようです。
そんなことはないはずなのに、
それだけふだん見過ごしている
ということなのでしょう。
よく見ると、
風がないのに、
ごみのような葉の切れ端が
大海に浮かぶ小さな帆掛け船のように
揺れ動いています。
アリが強い顎でくわえ運んでいるのです。
そこまで近づくと、
あっちもこっちもアリアリアリ。
こわい歯医者に行ったときの、
みがき残しの歯の検査を思い出してしまいます。

 

・公園の藤棚ひとつ吾もひとり  野衾

 

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