マッサージチェア

 

・煎りたての春の薫りの豆屋かな

 

弊社の始業時刻は十時ですが、
わたしはだいたいその一時間前に出社します。
なぜなら、
社にあるマッサージチェアに座り、
三十分たっぷり体をほぐしたいから。
ふたつの揉み玉が
首から尾骨にかけてゆっくり移動していくと、
眠っている間のしこりがほぐれるようで
なんとも気持ちよく。
三十分が経過し「ピ」と音が鳴ると終了。
始業まではまだ間があり。
同じ朝なのにちがって見えます。

 

・その苦さその白さ食ぶ葱(ねぶか)かな  野衾