雪道

 

・街灯を斜めに撫でる吹雪かな

 

雪は止んでも残った雪が足をすくい、
朝方はどなたもそろりそろり下を向いて歩いていました。
こちらで生まれ育った方は、
慣れていませんから一歩一歩がたいへん。
そこへいくと、
北国生まれの者は、
雪道の歩き方を頭より
からだが覚えていますから、
注意はするけれど、
そんなにたいへんなことはありません。
ただ雪質が違いますから、
過信は禁物です。

 

・溶け始むどなたの作か雪まろげ  野衾