さろう句会

 

・干鮭(からざけ)の裂けたる腹の赤さかな

 

鎌倉ゆかりの作家・大佛次郎がかつて所有していた建物が
そのままのかたちで現在カフェになっており、
月に一回そこで句会を催しています。
今月は六人の参加。
十三回目となりました。
ひとり二句の雑詠で、
欠席者のものを含め投句は十八。
そのなかから
自作を除外し、
これはと思うものを五つえらび、
そのうちの一句を
特選とします。
わたしも二句投句しましたが、
上の「干鮭~」の句がトップでした。
もう一句は、
ふたりがえらんでくれたものの、
さほど点は集まらず。
点数がすべてではないとはいえ、
えらんでもらえると
素直にうれしく、
さらにがんばろうという気になります。

 

・吹かるるや重さ失くして落葉かな  野衾