同窓会

 

・日と風に煽られ吹き飛ぶ枯れ尾花

 

同窓会といえば、
ふつうは学校時代のひとの集まりですが、
きのう、
あることがきっかけで、
前に勤めていた出版社の同僚八人が
久しぶりに集合し、
旧交をあたためました。
そのうち三人は春風社。
弊社は十九期目に入りましたから、
ほぼ二十年ぶりに再会するひともいたわけで、
変らないわけはありません。
が、
思い出せばたいへんだった仕事も
どくとくだった社風も、
今となっては笑い話。
そういう日を迎えられたことがありがたく、
また感慨も一入。
昼からビールとワイン。
笑いが絶えず。
ああ楽しかった!
来年八十だというかつての同僚が、
日ノ出町の駅で
何度も手を上げ手を振っていた姿が
目に焼き付いています。

 

・連れ立ちて犬も見上げる冬紅葉  野衾