興味深い?

 

・秋晴れやさてと何して遊ぼうか

 

武家屋敷が電話をしておりました。
いきなり
「武家屋敷が電話をしておりました」
といっても、
このごろこの日記に登場していませんから、
なんのこっちゃ
と思われる方もあるでしょう。
武家屋敷とは、
わが社の山岸でありまして、
武家屋敷は、
わたしが彼女につけたニックネーム。
そのこころまで話していると
長くなりますから、
それについてはまた今度。
前置きが長くなりました。
さて、
武家屋敷が電話をしておりました。
武家屋敷らしく、
しっとりとおとなしく、
しかし毅然たる態度で受け答え、
内容までは分かりませんでしたが、
新しい仕事について、
方向が決まったようなのでした。
おもむろに自分の席を立ち上がった専務イシバシ、
すーっと武家屋敷の元へ。
「いま興味深い話が聞こえてきたけど…」
わたしのすぐ横で発せられたことばでしたから、
間髪入れずに大笑い。
「興味深い話って…。アハハハハ。評論家じゃなんだから」
イシバシ本人も、
すぐ自分の発したことばの可笑しさに気づいたらしく、
アハハハハ…。
理由を尋ねたところ、
「興味深い」をちょっと
使ってみようと思ったのだとか。

 

・校正を終えて目を上ぐ秋の夕  野衾