蟬終る

 

・秋の風過客の心疼きけり

 

本町小学校の近くでは、
アブラゼミの声が全く無くなりました。
六日はしていたのに、
七日はなし。
夜立ち止まると
今度は虫の声が聞こえてきます。
暦は一年を区切りますが、
変化の激しさは七十二候でも追いつきません。
鉦叩。

 

・少年の漠たる夢や鰯雲  野衾