俳句マンガ

 

・交差点話す者無し冬の月

『あかぼし俳句帖』二巻読了。
定年まで残すところ五年となった明星啓吾(あかぼしけいご)
が主人公。
いわゆる窓際族で
しょっちゅう煙交(援交でなく)と称し、
喫煙室で煙草を燻らせている。
その赤星が、
行きつけの料理店で俳人の水村翠(みずむらすい)と
出会ったからさーたいへん。
(たいへんてこともないですが)
水村は秋田出身で若くて美人。
とくれば、
おのずとストーリーは見えてくるというもの。
今のところ四巻まででています。
俳句についての
小難しい参考書を読むより
ずっと勉強になる。
俳句に関する決まり事や句会の進行の仕方など、
ストーリーに組み込まれているので、
無理なく覚えられます。
またさらに、
すらすらっと読みながら、
ときどき、
そうだなあ、
そういう時ってあるなあと
しみじみ感じ入ったり反省したり。
今日はこれから三巻目。
二巻目の終わりのほうに、
北鎌倉での吟行句会がでてきて驚いた。
だって、
こないだ北鎌倉に集合し
吟行やったばかりだったから。

・すれちがふ冬の女の匂ひかな  野衾