十年目

 

・橋のうへ多生の縁の鬼やんま

なーんの年だ?
はい、
ここに駄句を記すようになって早十年目に入りました。
いちばん最初に載せた句は、

パナマ帽雨バチバチと破れ笠

でありました。
仕事の打ち合わせで、
私立の幼稚園に出向いたその帰り、
急に雨が降りだし、
パナマ帽に当たる雨の音を
聴くともなく
聴いているうちに、
侍の時代にタイムスリップしたような
気になって、
お!
俳句!
そんなような感じで始めました。
いったん始めちゃうと、
飽きないかぎり
長いんでありまして、
雨はまだ止みそうにありません。

・恚らずにぐっと我慢だ秋の空  野衾