大寒を前に

 

・正月を終へて故郷を想はざる

きのうは寒かったですねー。
が、
日中空は真っ青でしたから、
重い靴でずんずん馬車道まで歩きました。
勝烈庵で盛り合わせ定食を食べ、
また会社までずんずんと。
風がありまして。
それもかなりの強風。
感覚が麻痺しましたね。
少しでも
お日様に当たらんと、
日陰を避け交差点で立っていたら、
黒いストッキングを穿いた
髪の長いきれいなおねえさんが
両腕でわが身を抱きかかえんばかりにしながら
その場で足踏みしつつわたしの隣の陽だまりに入ってきました。
ははは。
いいこともあるし。
なんて。
妄想。
きょうも寒そう。
転んでコケそう。
外では風がきゅるきゅる軋んでいます。

・酒缶を空けて一滴惜しみけり  野衾