かつれつ祭り

 

・かつれつを目指す頬撫づ秋の風

ま、きょうは勝烈庵の盛り合わせ定食でも食べに行くかな、
と、
なんとなく思いまして、
いつもより五分ほど早く社を出、
一路馬車道にある勝烈庵本店へ。
天気もいいし。
馬肥ゆる秋。
ひとも肥ゆる秋だよなぁ。
盛り合わせ盛り合わせ…、
桑焼き桑焼き桑焼きと。
桑焼きは、
盛り合わせに入っている若鶏の醤油煮。
これ、
子どもの頃に食べた
スズメの焼き鳥によく似た味で大好きなのだ。
勝烈庵近くの横断歩道で信号を待ちながら、
食べる順番を考えたり。
最後のコーナーを曲がるや。
ん!?
なぬっ!?
(いま思い出しましたが、
この「なぬっ」という表現、
むかしはよく口にしこの欄でよく使ってもいましたが、
このごろは年のせいか、
意表を突かれることにでくわしても、
「なぬっ」とはならず「おや?」ぐらい)
なんだこの人の列は?
いつもより五分早く出たのに。
入り口上に張られた横断幕を見て納得。
22日と23日は「かつれつ祭り」
そう・だった・の・かっ!!
やられた。
やられちまった。
創業者が棟方志功と親しくしていたことは
つとに知られており、
店内には、
志功の絵や版画が
ひょいと飾られていますが、
「かつれつ祭り」には、
志功の絵をあしらった皿が
記念にもらえる
らしいっす。
列に並んでいると
貴重な昼休みが終ってしまうので、
早々にあきらめ
周さんの生香園へ。
久しぶりの海鮮焼きソ~バでした。
さてきょうはどうする。
志功の絵皿を
もらいに行くべきか行かざるべきか。
that is the question.
だよなぁ。

橋本照嵩『石巻かほく』紙上写真展
の三十五回目が掲載されました。
コチラです。

・焼きそばのアワビの数をかぞえたり  野衾