観音崎再訪

 

・半島のおと秋めくや貝の殻

日曜日、
まるちゃん一家のクルマに乗せてもらい観音崎へ。
朝方までけっこう本降りでしたから、
どうなることかと心配しましたが、
待ち合わせの時刻の頃にはすっかり止み。
途中、
地元で人気ナンバーワンのお寿司屋さんへ。
待つこと十五分ほどでしたか。
来ました来ました!
やんややんや、
鯛やヒラメの舞い踊り。
いや。
踊りだしたいのはこちらのほうで。
さすが、
地元の人の舌は肥えている。
それから海へ。
向こうに見えるは千葉かいな。
堀口大學訳ジャン・コクトーの詩を口ずさんだり。
少しぐらいの気鬱なら、
ざぶんの音を浴び
身を浸しているうちに
少しは浮いてくるかもしれず。
それにしてもあのリズム、テンポ。
どんな音楽も叶いません。

・海鳥の秋すれすれに旋回す  野衾