朝ごはん

 

・朝霧や靡きふるさと雲の上

いまの時代は一般的に、
朝ごはんを食べるのが健康によいとされていますが、
朝ごはんを食べないことで
胃腸を休めるという健康法もありまして。
それに関する本を数冊読み、
うなずけるところ多々あったものの、
(我田引水的な記述も無しとせず)
その説が正しい
と全面的に信じているわけでもなくて、
ただなんとなく
朝ごはんを食べずに、
一杯のコーヒーだけのほうが
体調がいい、
いいらしく感じるので、
ふだんは朝ごはんを食べません。
が、
ふるさと秋田へ帰ったとなると、
これは百パーセント
朝ごはんを食べます。
アマノで買った薄塩の鮭の切り身を炙ったの、
小屋で飼っている鶏が産んだ新鮮な卵の目玉焼き、
茹でたオクラ、
細く切ったとろろ芋、
母のつくった味噌汁、
炊き立てのご飯、
それにガッコ、
とくれば、
もう食べずにいられません。
したがいまして、
ふるさと三食都市二食が
いまのところのわたしの健康法です。
ていうか食習慣。
それと、
旅にでて
旅館に泊まった翌朝も、
例外的に朝ごはんを食べます。
食べてしまいます。

橋本照嵩『石巻かほく』紙上写真展
の二十六回目が掲載されました。
コチラです。

・何告げに老父の前に鹿来る  野衾