デューク・エリントン

 

・おちよぼ口消費増税近づけり

あのスティーヴィー・ワンダーが
「サー・デューク」という歌をつくるほどリスペクトする
デューク・エリントンですが、
これまで、
あまり熱心に聴いてきたわけではありません。
『マネー・ジャングル』は好きでよく聴いたし、
今もときどき聴いています。
だいたいビッグバンドというのが
若いときピンとこなかった。
デューク・エリントンもカウント・ベイシーも
ビッグバンドのレコードが多い。
多すぎる!
『マネー・ジャングル』はビッグバンドでない
ふつうのジャズです。
また、
好きなスペインの画家ジョアン・ミロと
野外を散歩するエリントンの映像が残されており、
野外に設置されたピアノを彼が弾く。
ミロがピアノに寄り添い、
肘をついてそれを聴いている。
ときどき、ふっと、空を見上げ。
その曲が素晴らしい!
エリントンもノッているのがよく分かる。
バーンと鍵盤をつよく弾くときは、
両脚が宙に浮き。
なんともかっこいいのだ。
が、
それはそれとして、
このごろ、
ビッグバンドのものもいいなぁ、
桑田さんが昔どこかで
ビッグバンドの曲を書いてみたい
てなことを言っていたなぁ、
というわけで、
ビッグバンド。
そういうところまできていたのですが、
ついこのあいだ、
映画『アメリカン・ハッスル』のなかで、
重要なアイテムとしてエリントンの
レコードがつかわれていて、
やられちまいました、
はい。
しかも可愛いエイミー・アダムスが
エリントン好きって言うんですからたまりません。
もちろん役の上での話ですが。
というわけで、
きのうはさっそく
会社のBGMとしてデューク・エリントン。
と、
Kさんやってきて、
さっきのはだれですか?
お!
はい。
デューク・エリントン。

・日数なく二月損する気分せり  野衾