五十歳からの

 

・千年の著者と対話し春を待つ

きのう『トーハン週報』を見ていたら、
『50歳からの名著入門』
という本が目に留まりました。
著者は、
『声に出して読みたい日本語』がブレイクした
明治大学の齋藤孝教授。
教授は一九六〇年生まれの五十代。
このごろテレビで見なくなりました。
どんな本が取り上げられているかといえば、
『徒然草』『福翁自伝』『ホモ・ルーデンス』
『陰翳礼讃』『「いき」の構造』『饗宴』『ゴッホの手紙』
『夜と霧』『死に至る病』『カラマーゾフの兄弟』などなど。
ほかにも、
古典の域に入っている本ばかりで、
なるほどと納得。
このたぐいの本を
取り上げている書物を
読まずに書くわけはないから、
読まずに書いたら偉い!
齋藤さんが
これらの名著をどんな風に読んできたのか、
ちょっと読んでみたくなりました。
『トーハン週報』は、
本の大手取次であるトーハンが
全国の書店向けに出している新刊情報誌。

・書を捨てて書を求めての春近し  野衾