箱根駅伝

 

・年賀状先に手書きを読みにけり

正月二日三日は、
テレビで箱根駅伝の中継を観る
のがこのところの倣い。
何年前になるでしょう。
一度だけ、
選手が実際に走るのを見たことがあります。
ぼんやり年を越し
下山(拙宅は山の上にあるため)したら、
歩道を埋め尽くす人、人、人で、
これは初夢でないかしらと
危ぶむぐらいでしたが、
群れなす人を割って前に出、
疾走していくまぶしい選手の姿を目に焼き付けた
ことがありました。
高校、大学と
陸上部に所属していましたから、
いろいろ思い出したり、
感情移入したりしながら
このごろはテレビ中継を楽しんでいます。
目頭が熱くなり、
目を大きく見開いて
水分を乾かさなければならない場面が何度もあります。
たすきを渡した選手が
今にも倒れそうになりながら、
駆け寄るチームメイトに身を預ける前に、
その前に、
今走ってきた道を振り返り
一礼する姿。
あれにどうも弱い。
沿道で応援してくれた方々、
さまざまに協力してくれた各方面のスタッフ、
両親、家族、友人、知人、
学生生活等々に対し、
万感の想いをこめ一礼する。
見ていて清清しい気持ちになります。
よーっし、
今年はいっちょ走ろうかな、
と、
一瞬だけですが思う。
ほんの一瞬だけ。
結論は、
走らずに歩こう!

弊社は本日より営業。
本年もよろしくお願い申し上げます。

・初夢や富士も茄子も現れず  野衾