秋分

 

・腰周りちんとんしやんの仲居かな

東に面した窓を開け、
西に面した玄関のドアを開けると、
風が通って気持ちよく、
ああいい気持ち、
いい風だ、
とつい口をついてでます。
風が家のご主人で、
住まいする人間が
避けて眺めて暮らしています。
酷暑の日が長く続いたので、
とくに涼風が心地よく
新鮮に感じられるのかもしれません。
保土ヶ谷駅頭ではおはぎを売っていました。

・秋深し和服で縛る乳房かな  野衾