23センチ

 

・傘差してバッグで電話はちょときつい

トイレットペーパーのことですが。
トイレットペーパーには切れ目が入っています。
用を足して紙をくるくるっと引っ張り
切ろうとすると、
ちょうど程よい長さのところに切れ目が来ることは
まずない。
もう少し引っ張って
びりっと切ることになります。
余分に出てきた紙をホルダーに
巻き戻してあげることはしません。
結果、
細かいことながら
どうでもいいように思えがちなことながら、
毎度毎度、
必要以上の長さの紙を
尻にあてることになります。
わたしの自宅はまだウォシュレットではありませんが、
ウォシュレットの有無にかかわらず、
トイレットペーパーは使うはず。
それはともかく。
長さを測ってみたところ、
切れ目と切れ目の間は
23センチありました。
もちろん23センチひと区切りの長さの紙だけで
用を足すわけではありませんが、
これが例えば、10センチきざみとか、
5センチきざみなら、
一回につかうトイレットペーパーの長さは
今よりきっと短くなるのでないか。
そんな気がします。
それとも、
ひょっとしたら、
種類によって
切れ目間の長さが異なるのでしょうか。
はたまた、
なるべく紙を消費させようという
行動心理学と統計学に基づくメーカー側の戦略だとか。
23センチというのが問題です。
さらに長くして
例えば30センチ、50センチならどうか。
そうなると、
今度は
余分に取り出された紙を
ホルダーに戻す人が出てくるのではないか。
23センチ。
なかなか微妙な長さではあります。

・皿上の回遊魚たち廻りけり  野衾