慈雨

 

・稲のためやつと来た来た低気圧

六月だというのに
このところずっと晴れの日がつづき、
寒くなくそれほど暑くなく、
散歩や山歩きには最適でしたが、
稲の成長を考えると、
さて困ったものだと思っていました。
秋田の父もこぼしています。
きのうあたりから
やっとポツポツ降り出し、
やれやれと胸をなでおろしているところですが、
インターネットで
秋田の天気を調べてみると、
かろうじて曇りマークがついているぐらい、
雨のマークはまだのようです。
さて今月十六日(日)は新井奥邃の祥月命日、
九十一回忌にあたります。
年に一度開催される新井奥邃先生記念会は、
命日にちかい日曜日に行われてきましたが、
今年今月の日曜日は奇しくも十六日で、
きのうは、
そのための事前打ち合わせもありました。
十六日は
奥邃の墓参を兼ねていますから、
お墓の前で手を合わせ、
新井奥邃はもちろんですが、
『新井奥邃著作集』の監修者で、
昨年三月にお亡くなりになった工藤正三先生の遺徳をしのび、
弊社創業の初心を確認したいと思います。

・花柄の傘交差する十文字  野衾