熱きまなざし

 

・訪ねきて吾れも染まりぬ紅葉かな

埼玉県新座市にある十文字学園女子大学にて
しゃべってまいりました。
地域メディア論のゲストとして招かれ、
「大きいことはいいことか 東日本大震災後に考えたこと」
をテーマに。
十時四十分に始まり十二時十分まで。
はじめ講座担当の先生がわたしを紹介してくださり、
では三浦先生お願いしますと言われてから、
ほとんど休みなく、
黒板に字を書くこともなく、
延々しゃべりっぱなし。
高校教師をしていたときも、
だいたいそういうスタイルでした。
学生さんたちが
熱心に聴いてくれるものですから、
気をよくし、
声がだんだんだんだん
デカくなることが自分でわかります。
そうすると、
学生はますます聴いてくれる。
いま思えば、
マイクも使わないのに
声のデカい人だなあ、
ぐらいに思っただけかもしれませんが…。
いやそんなことはないと思いたい。
ともかく、
熱弁をふるい、
あっという間の九十分でした。
ああ、面白かった!
来春、
前期15回の講座を受け持つことになりました。
題して、
「本が出来るまで」。
さて、どんなことになりますやら。

・薪能火の粉舞ひ飛ぶ月夜かな  野衾