2012/09/042012/09/04 つるべ落とし ・辣韮(らっきょう)は甘悔恨の味すなり 「秋の日は釣瓶落とし」 ということわざがあります。 秋田の実家に井戸はありましたが、 釣瓶(つるべ)を落として 水をくみ上げるふうにはなっていませんでした。 水をたっぷり湛えていて、 しゃがんですぐに汲めました。 なので、 言葉は知っていても、 テレビの時代劇なんかで見るだけですが、 秋の日の暮れやすさを 井戸に落ちていく釣瓶にたとえるなんて、 古人の感覚に感動します。 だんだん日が短くなっていきます。 ・ざくざくと辣韮齧る生きてをり 野衾