七夕

 

・七夕や村の灯りの異なれり

ふるさとの町がまだ村だった頃、
町内は部落と呼ばれ、
各部落ごとに子どもたちが公民館に集まり、
七夕の飾りをつくったものでした。
齢(とし)のいった器用な子どもは、
角材を使ったりして燈籠をつくりました。
夜になると、
子どもたちが燈籠や飾り付けされた笹を持ち、
部落の端から端まで歩きます。
七夕の歌を歌ったか、
歌わなかったか、
はるかむかしのことで、
忘れてしまいました。
当時公民館は、
同級生の小屋の二階だった気がします。
すこし傾いでいたような。
ただの夢の記憶かもしれません。
ところであの行事、
今はどうなっているのでしょう。

・さらさらと今宵銀河の星祭  野衾