喜寿

 

・坂無くてブレーキ闇に雉の声

母はきのうで七十七。
弟は五十二。
母に電話をし、弟にメールしました。
母と弟は同じ誕生日です。
九十八歳で亡くなった祖父とわたしの誕生日は一日違い。
先日面接に来られた女子大生は、
わたしと同じ誕生日でした。
関係ないですけど。
弟から返信のメールがありました。
ウルッときました。
半世紀を生きてきたなんて信じられません。
弟もきっとそんな思いでしょう。
腰をさすりさすりしている母ですが、
せいぜい養生して、
つぎは、
米寿を目標に長生きしてもらいたいと思います。

・高慢の鼻を折られてヘシオドス  野衾

 

● 「読書会」のお知らせ

春風社事務所を会場にして、
毎月行っているトークイベントのお知らせです。
今月は、
「池内紀の読書会」と題し、
ドイツ文学者でエッセイストの池内紀さんを
ゲストにお招きします。
池内さんの自著2冊、訳書1冊を取り上げ、
ご本人を囲みながら、
旅、カフカ、翻訳の裏話について、
いろいろ楽しいお話をうかがいます。
取り上げる本は、
『海山のあいだ』(中公文庫)
『となりのカフカ』(光文社新書)
『香水――ある人殺しの物語』(文春文庫)

今回は土曜日ということもあり、
大勢のご応募が予想されます。
お早目のご予約をお願いします。

日時 7月21日午後6時~
場所 春風社
参加費 1000円

詳しくは、こちらをご覧ください。