共感の物語

 

 只管にいのちあふるる四月かな

「神奈川新聞に好評連載中のコラムが一冊の本になった。
大店舗、チェーン店がのきなみ展開する昨今、
規模は小さくても、
笑いと涙と感動を胸に日々奮闘努力する横浜の面々を
自転車の目線からユーモアたっぷりにお届けします。」
これは、今月刊行予定の
『突撃! よこはま村の100人 自転車記者が行く』
の宣伝文で、
すでにアマゾンに掲載されています。
コチラをご覧ください)
細かいところ(タイトル中の「横浜」を「よこはま」に、
「同じ」を「自転車の」になど)は、
今日訂正させていただきます。
著者の佐藤記者は気骨のある青年で、
体育会系でキレがよく、
「ウッス!」など言います。
市井の人びとに寄り添い、
「ひとごと」の物語を「わがこと」として共感し、
ていねいにつづっています。
そこに確かに人が息づき、
暮らしがあると感じられます。
各ページに得地直美さんのイラストを配し、
装丁と本文のレイアウトは矢萩多聞さんが担当します。
この本は、
若い人たちがつくりだす
いわば「共感の物語」ともいえるかと思います。

 目を細め自転車漕ぎたき四月かな  野衾