竹下通り

 

 春なれば靴張り替へてたひらなり

イラストレーターの得地直美さんの五人展を見に、
原宿のペーターズギャラリーまで。
JR原宿駅で電車を降り、
竹下通りを通って行くんですが、
通りから
ところてんのように人が溢れ、
えいっ!
と紛れ込んで進んだら、
まさに隙間がない。
立錐の余地なしというのは、
こういう状態をいうのかと思いました。
いやぁ、
ほんとびっくりしました。
横浜駅周辺も
このごろ人が多くなりましたが、
とても横浜の比でありません。
顔の横わずか三センチのところを、
まつげビョンビョンのポックリ履いたねえちゃんが
ラクダみたいに通っていくのですから、
驚きます。
叫びたくなりました。
地図を見い見い、
なんとかギャラリーまでたどり着き、
ホッと一息。
おしゃれな空間と静かな時間に浸りました。
言葉以上に絵が語りかけてきます。
得地さんの「富山の雪」よかった。
雪国生まれの人でなければ、
こういう構図で雪を表現しないだろうと思いました。
五人展は今月四日まで。
ほかの四人の方のも面白かったですよ。
トム・ウェイツの似顔絵には笑ってしまいました。
お近くの方はどうぞ。
詳しくは、
コチラをご覧ください。

 春なればポックリ履いてラクダかな  野衾