お宝の宝庫

 

 図書の庫タイムマシンの春日かな

毎月行っているBook学科ヨコハマ講座「よこはま 本への旅」
第六回のゲストは、
神奈川県立図書館の林秀明館長です。
当日お越しいただく方に館の魅力を伝えるべく、
昨日、
カメラマンの大森さんに同行してもらい、
館の奥の奥まで、
まさに、
ディープな図書館を撮影させていただきました。
ご案内ご説明いただいた林館長、白石さん、
ありがとうございました。
神奈川県立図書館の建築は、
建築家としてつとに有名な前川國男が手がけたもので、
二等は丹下健三でした。
一等と二等の違いは何かといえば、
自然の景観を取り込みつつ、
掃部山公園(かもんやまこうえん)、音楽堂、図書館が
有機的に一体となったものを目指した
その構想にあったとのことです。
今は、
その構想が充分に活かされていないのだとか。
そのことを知ったうえで館を改めて眺めてみると、
いろいろな箇所に建築家の工夫と
思いの深さが垣間見れるようでした。
撮った写真は、
講座当日スライド上映します。
さらに当日は、
なんと、
日本史の教科書でしか見たことのないような、
江戸時代につくられた
『解体新書』『東海道中膝栗毛』『偐紫田舎源氏』の和本の本物を
館長さんにお持ちいただきます。
これは必見です。
昨日それらの本物を手にとり、
言葉を失い手がふるえました。ホント!
歌川国貞の絵のきれいなこと。
ほれぼれしました。
抱いてそのまま寝たかった。ホント!
『解体新書』の画を描いたのは、
秋田が生んだ天才絵師・小田野直武(おだのなおたけ)です。
どうぞお楽しみに。
先月二十二日に行われた
第五回Book学科ヨコハマ講座の内容が、
特集記事としてヨコハマ経済新聞に掲載されました。
コチラです。

  第六回Book学科ヨコハマ講座「よこはま 本への旅」
  日時:3月30日午後8時~
  場所:春風社

 鍋焼きの鍋を傾け汁啜る  野衾