未来トーク

 

 雨風を伴いゴーと春一番

先だって宮崎駿さんの
『本へのとびら――岩波少年文庫を語る』を読みました。
とても新鮮でした。
そして、思いました。
今こそ大人が児童文学を読まなければならないと。
なぜなら、
宮崎さんによれば、
「生まれてきてよかったんだ、
と子どもにエールを送るのが児童文学」
ということになるからです。
大人向けの文学を読んで、
本気でそう思えるものがどれぐらいあるでしょう。
問題は、子どもの未来ですが、
それはとりもなおさず
わたしたちにとっての希望でもあります。
さてその未来、
どんな展望がありうるのでしょうか?
3・11後、
未来は見通せなくなっています。
だからこそ、
いま、未来を思い描くこと、
顔を上げ、前を向いて歩くことが大事だと
漫画家のしりあがり寿さんは考えておられます。
「生まれてきてよかったんだ」と
子どもにエールを送れる未来はあるのか、
わたしは、そんな気持ちで
しりあがりさんと中島さんのトークイベントを
聞きに行こうと思っています。
春風社初企画のトークイベントは
今週土曜日、
青山ブックセンター本店カルチャーサロン青山にて、
12:30オープン、13:00スタート、
参加費840円、
お問い合わせは、03-5485-5511まで。
お近くでご興味のある方は、
どうぞいらしてください。

写真は、ひかりちゃん提供。

 ビニル傘雨の滴を見てゐたり