塊と魂

 

 セプテンバーレインといえば裕美かな

出社後チェックするブログがいくつかありまして、
そのうちの一つを見ていたら、
「1万人以上の人の魂をしばらくぶりに見て」とあり、
目を疑い、
そんなことはあるまいと思って、
グッとパソコン画面に近づき改めて読み直すと、
「1万人以上の人の魂」でなく、
「1万人以上の人の塊」でした。
ああ、びっくりした。
野球場に幽霊がひしめきあっている図が想像され、
どいうこと? どいうこと?
と、焦った次第です。
ちなみに魂を白川静の『字統』で引くと、
「云(うん)と鬼とに従う。云は雲の初文で雲気の象。
魂は雲気となって浮遊すると考えられていたのであろう。」
とありますから、
魂から幽霊を連想したのは、
あながち間違いでもないようですが、
「塊」を「魂」と間違えるようなことが、このごろ多くなりました。

 台風の進路逸れよと念送る