秋きぬと

 

 エレベーター壊れたままは節電か

朝、窓を開け空気に手をかざし、
ひんやりしていたら窓は開けたまま。
来年はそろそろ替え時の網戸も開け放ちます。
西側の玄関ドアを20度ほど開け、
下にストッパーを挿し込みます。
すると風が一気に入り込み、
廊下を通って東の窓へ抜けていきます。
いいなあ。
気持ちいいなあ。
夏が終って秋が来るというのではなく、
夏が薄くなって秋色がだんだん濃くなるというのでもない。
夏の中に秋が微かに潜んでいて、
大空を夏だとすれば、
宙をつんざく一尾のトビウオが秋で、
それが頬をかすめて水に入り泳いでいく。
跳ねるトビウオたちの数が増し、いよいよ秋が来る。

写真は、なるちゃん提供。

 夏休みごろんと廻り本を読む