長靴ですか

 

 荒梅雨の色に出にけりシーベルト

雨の日に、何が嫌かと言って、
靴下が濡れることほど嫌なことはありません。
なので、
雨の日はゴム製の長靴を履いて出かけます。
これだと、
横なぐりの雨だろうが、
水溜まりに突っ込もうが、平気です。
素晴らしい!
会社に着き、室内履きに履き替えると、
靴下がピンピン、ハレハレしています。
実に爽快!
洗剤のコマーシャルさえ思い出します。
問題は帰り。
どういうわけか、
長靴を履いて出かけた日に限り、
午後から夕刻にかけ晴れることが多く、
傘も差さずにゴム長靴というのは、
いかにも格好悪い、ようです。
わたし自身はそれほどとも思っていないのですが、
周りから見ると相当異質な感じがあるらしく。
よく行く店のママさんに露骨に笑われたことがありました。
つい先だっても、
横浜駅で横須賀線の電車に乗り換えたところ、
偶然、同郷の知人といっしょになり、
とても珍しいことで嬉しくなり、
さっそく声をかけたのですが、
彼、わたしの姿を見、
「長靴ですか…」と一言。
釣り道具を持たずに電車に乗っている男性はやはり、
かなり目立つ存在であるようです。
ところで、下の写真。
自宅の部屋から写したものですが、
こめかみの辺りから、たら~り汗を流す黒人に見えて仕方ありません。

 そろりそろり苔の階段走り梅雨

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