銀行

 

 Tシャツを愉しむ頃となりにけり

会社のことでなく、家のことで、
久しぶりに銀行へ行ってきました。
機械音痴のわたしでも、
今は、ほとんど、
ATMとインターネット・バンキングを使いますから、
実際に銀行へ足を運ぶことはめったにありません。
用がなければ渋谷に行かないのと同じです。
みずから番号札を取るまでもなく、
制服を着たおねえさんが用向きを聞いてくれ、
札を取って渡してくれます。
親切この上ない。
ソファーに座って待つ間、
キョロキョロと辺りを眺めては手持ち無沙汰を紛らし、
側に来たマスクのおばさんを避け、
一つ置いて隣のソファーに移動したり。
奥のあの曇りガラスの部屋は、
金持ちが来たとき相談する場所だろうか?
こちとらには一生関係ないね。
また、突然ここに三人組みの強盗が押し入ったら、
なんてことを想像して遊んでいるうちに、
とうとう名前が呼ばれました。

 布団減らし目覚めた夜半過ぎ

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