バウムクーヘン

 

 連休を終へて来年計画す

今回、久しぶりに夜行バスで帰省しました。
おみやげは、横浜そごうで買ったバウムクーヘン。
名前を忘れましたが、人気の商品です。
実家のすぐ側の正紀(まさのり)叔父さん宅へも渡しました。
翌日、
孫の陽(よう)君とおばさんが、
おみやげのお礼を言いに改めてやって来ました。
前日は仕事中のおばさんに渡しただけでしたので。
おばさんがバウムクーヘンを切ろうとしたところ、
陽君は、
東京のおじちゃん(わたしのことです)が買ってきた
大事なおみやげだから、
1センチでいいよと言ったそうです。
買って帰ったわたしとしては、
こんなに嬉しいことはありません。
陽君は今、幼稚園の年長さんです。
今年二番目の弟・皓(こう)君が生れました。
すぐ下の弟は創君。
陽、創、皓。三人とも十二画。
三浦の姓には十二画がふさわしい。
その翌日、
また陽君とおばさんがやって来ました。
おばさん曰く、
正紀叔父さんが、
家族のいないときにバウムクーヘンの端を食べたところ、
美味しくて、つい止められず、
一本まるごと食べてしまったのだそうです。
それを知ったおばさんの怒り、推して知るべし!
孫が1センチずつ食べているものを、
箱に二本しか入っていないバウムクーヘンの一本を、
丸ごと食うということがあるものか、
しかもふだん糖尿病で薬を飲んでいる身ではないか。
おばさんは悔しくて、
その夜、なかなか寝付けなかったのだとか。
叔父さんの名誉のために書き加えると、
一本丸ごとといっても、
茶筒のような一本ではなく、
四分の一にカットされた形の一本ですから、
食って食えない量ではありません。
でも確かに、一本丸ごとは多い!
よほど口に合ったのでしょう。

 菜の花や山の麓へつづきをり

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