放射能漏れ

 

福島の原子力発電所の事故について、
連日報道されていますが、
当初、放射線量を表す単位としてマイクロシーベルト
を使っていたのに、
いつの間にか、ミリシーベルトに変りました。
1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト。
きのう、福島第1原発で一時400ミリシーベルト、
30キロ以内は屋内退避という指示が出されました。
400ミリシーベルトは40万マイクロシーベルトです。
テレビではさかんに、
レントゲン写真、CTスキャンなど、
日常生活で浴びる放射線量との比較がなされていますが、
それはそうかも知れませんけれど、
レントゲンもCTスキャンも短時間のはず。
仮に微量の放射線でも、
長時間にわたって浴びたらどうなるんでしょうか。
きっこさんの「きっこの日記」には、
放射能放出は何ヶ月も続くという
13日付ニューヨークタイムズの記事が紹介されています。
戦争による世界で唯一の被爆国である日本の国民が、
今度はゆっくりした被爆の危険にさらされています。
放射能を浴びることが「被爆」でなく「被曝」である
ことは知っています。
でも、今回のことは、
日本人が日本に原爆を投下したように見えて仕方ありません。
だとすると、「被曝」でなく「被爆」です。