目は読む

 

 春立つやモーツァルトも華やげり

先週、新聞を読んでいたら、
俳人の山口優夢さんについての記事が出ていました。
「優夢」と書いて、ゆうむ。
二十五歳の大学院生で、
第五十六回角川俳句賞を受賞されたそうです。
それを読んでいて、ハッとしました。
時間にして0.1秒もなかったかもしれません。
ほんの一瞬です。

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「恩知らずのすすめ」というふうに勝手に読んでしまい、
あわててそんなことはないだろうと、
わたしが考える前に脳が判断したらしく、
改めてよく見ると、
たしかにそんなことはないのでした。
そりゃそうだよな。
世話になっているのに、恩知らずなんて…。
ああ、ビックリした。

 春眠や妖し妖しのまどろみぬ

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