そういう季節

 

 床恋し一人ぽっちの夢の中

愛ちゃんに教えてもらった漫画、
QBB(久住昌之・久住卓也)の『とうとうロボが来た!』が
めっぽう面白かったので、
同じコンビの『中学生日記』をネットで買いました。
古書1円で出ていました。
各章の扉にサブタイトルみたいに、
「一生で一番ダサイ季節」と書かれています。
だから輝いていた、ということでもありましょう。
まだ途中ですが、
涙を流しながら読んでいます。
やったやった、おれもやった!!
いたいた、こんな奴!!
爆笑する度、家人がギロッと睨みます。
たとえばサイン。
皆さんは、やりませんでしたか?
クラスの誰かから始めて、
それが仏教の伝来のように次第に伝播し、
とうとう自分のところまでやってきて、
ノートにやたら芸能人のように
よく分からない崩し字を書き散らしました。
一つ二つはかっこよく決まって、
ん、これいいじゃん! みたいに思ったり。
たとえば、
たしかによく分からない、
そういう季節でした。

 泣き笑い親しき人と別れけり

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