紙の味

 

 三猿を心に抱きし冬の空

拙著『父のふるさと 秋田往来』についての
インタビュー記事が秋田さきがけ新報に掲載されました。
さきがけの三浦美和子記者が、
活版印刷について分かりやすく綴ってくれています。
この記事を見たという秋田在住の男性から、
電話で本の注文がありました。
四十年ちかく働いた製版所はなくなってしまったけれど、
記事を読み、写真を見て懐かしくなった。
わたしもこういう仕事をしていた。
今は引退し、年金暮らしだが、
一冊どうしても分けて欲しい…。
涙が出るくらいうれしいことでした。
それにしても。
記事に掲載された内外文字印刷の職人さんの手つき、
顔の表情、姿かたちを見てください。
ほれぼれします。

 やりこめるお前そんなに偉いのか

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