小食は金なれど

 

 棒洟を拭い遊びし冬の子ら

小食は金と悟ったので、
ココイチのカレーを食べに行った昼、
いつもなら、
野菜カレーにイカの唐揚げとソーセージを
トッピングしてもらうのですが、
ソーセージは我慢し、
イカの唐揚げだけ載せてもらうことにしました。
ゆっくり味わって食べました。
なんだか少しだけ大人になった気分です。
ほんのちょっとしたことで、
人生観が変ります。
一日の仕事が終り社を出たら、
無性に腹が減っています。
どうしたんだろう?
こんなに腹が減って。
はたと気付きました。
そうか。
ソーセージを載せなかったからだ。
そう思ったら、
ますます腹が減り、
ひもじくさえ感じてきました。
人生観も何もあったものではありません。
保土ヶ谷駅で電車を降り、
コンビニに直行。
このあいだ買って帰って、
家人に全部食われてしまったカルビーのポテトチップス
「こだわりのバター味」を買い、
歩きながら袋を開け、
一枚口中へ。
と。
うっめー!!!!!
目に花びらが舞うほどの美味しさです。
袋に「とまらない美味しさ!」と書いてあります。
然り!
保土ヶ谷橋の交差点を渡り、
急な階段を上って家に着く頃には、
袋はすっかり空になっていました。
夕飯を食べ、落ち着き、
己の未熟を身をもって知りました。

 雪見れば雪しんしんと降り積もり

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