絵本をつくる

 

 夏休み一等手づくり絵本かな

小学三年生のりなちゃんが、
夏休みの自由研究課題として、
絵本をつくることになりました。
絵も物語も、すでにできています。
とってもすてきな物語です。
原画はもったいないので、
カラーコピーをし、
それを切ってつくることにしました。
わたしは出版社に勤めていますから、
りなちゃんとりなちゃんのママに、
絵本のつくりかたをおしえました。
ご家族と東急ハンズへ行き、
表紙や見返しにつかう紙、
ペーパーセメントなどを買い、
わたしの家で、いっしょにつくりました。
わたしが驚いたのは、
りなちゃんの、言葉に対する感覚です。
物語の最後に、
「いったい いままでのできごとは なんだったんでしょう」
という言葉がでてきます。
わたしが、
「りなちゃん。「いったい」はいるかな?」
と質問すると、
りなちゃんは、静かに読み返し、
「いらないね」
さらりと言いました。
どっちが正しいかではなく、
言葉に対する、りなちゃんなりの感覚が、
ハッキリあることに驚いたのです。
一辺11センチの、
すてきな絵本ができました。
背中のノリ付けがうまくいったか、心配です。
明日、クリップを外すことにしています。

 絵本終へ花火へ急ぐりなぴかな

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