同期会

 

 艶々とこの白桃の白さかな

五年ごとに行っているという高校の同期会に
友達といっしょに初めて参加しましたが、
そのとき撮ってくれた写真を、
ある方がメールで送ってくれました。
四次会まで行ったと、文章が添えられていました。
涼しくなったら、
きりたんぽ鍋で一杯やりましょう、とも。
楽しみです。
旧知の友と酒を飲むことを、
漢文で習ったときには、
そんなものかとながめただけでしたが、
だんだんとその味を、
頭でなく、腸(はらわた)で感じるようになっています。
その年齢になったということでしょう。
陸上部でいっしょに汗を流した仲間の一人が、
すでに鬼籍に入ったことを知り、
今さらながら、
人生の儚さにショックを受けました。
まさに、人の夢です。

 葡萄剥く皮の残りし堅さかな

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