南伸坊さん

 

 ゴミ出しの空を見上げて衣更へ

『三島のジャンボさん Mr.グラウンドワーク』の
装丁を南伸坊さんにお願いし、
引き受けていただきました。
FAXで概要を伝え、
しばらくして電話をかけました。
口頭であいさつをしたあと、
「南さんにお原稿をお願いしたことがございました」と
告げると、
「どんな内容の原稿でしたか?」とおっしゃいますので、
「弊社の目録新聞の特集「活字と本」の
原稿をお願いしたのですが、断られました」
とお答えしたところ、
「あはははは…」と呵呵大笑。
こっちまで、
つられて大笑いしてしまいました。
電話でのことでしたが、
しかも仕事の緊張した話なのに、
一気に緊張がほぐれ、
なんだか、とても愉快でした。
ちょうど南さんの近著を読み終わったところでしたから、
余計お人柄が偲ばれました。
三島のジャンボさんは、
体も大柄で、
大黒様のようなありがたい感じの人です。
のっし、のっしと歩きます。
活動の合言葉は、
「右手にスコップ、左手に缶ビール」といいますから、
大黒様が長靴履いて、
右手にスコップ、左手に缶ビールのイメージで
どうでしょうかと南さんにお願いしました。
どんな装丁になってくるか、
ワクワクします。
ちなみに、わが社の専務イシバシ、
ある時、「大福、大福」とさかんに言いますから、
何を言っているのかと思いきや、
大黒様と言いたかったようなのでした。
夕方のことでしたから、
そろそろ腹が減ってきていたのでしょう。

 衣更へしてハンチング選びをり

100408_1124~0001