差別化

 

 新緑やカレイの煮付けの香り好し

横浜駅で降り、とある書店へ行き、
久しぶりにゆっくり店内を見てきました。
あたりまえですが、
どこもかしこも新しい本が並び、
ちょっとそわそわしています。
わたしがそわそわして、
そう感じただけかもしれませんが。
そこへいくと、
岩波文庫とか平凡社の東洋文庫とか、
落ち着いてしっかりしています。
時の波に晒されても風化しない本たちが
威厳さえ湛えているようです。
T.E.ロレンスの奇書『知恵の七柱』(柏倉俊三訳)
もあります。
ふと、思いました。
つぎつぎ刊行される新刊を、
インターネット書店で購入することにして、
街の書店は新刊を置かないことにしてはどうだろうと。
古い本を分類し並べるには、
それなりの知識を必要とするはずですし、
並べ方によっては
かなり啓蒙的な役割を果すのではないでしょうか。
たったそれだけのことで、
ずいぶんユニークな本屋さんに
なると思うんだけどなぁ。
それとも、客が減って商売あがったりかな?

 遠霞祖母の登りて行くところ

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