二日遅れ

 

 あたたかに郵便ポストの立ちにけり

秋田に秋田魁新報があります。
秋田を代表する新聞です。
魁という字がむずかしいので、
最近は「秋田さきがけ新報」とも表示されるようです。
全国で四番目に古い由緒正しき新聞ですが、
今月から会社で取ることにしました。
「さきがけ」が縁となり、
いくつかのありがたい仕事をいただき、
ふるさと秋田について、
もっとよく知る必要を痛感したからです。
第三種郵便で送られてくるため、
おととい発行されたものが今日届きます。
♪三日遅れの便りをのせて 船が行く行く 波浮(はぶ)港
という都はるみさんの歌がありましたが、
いや、今もありますが、
一九六四年にヒットした歌ですから、
今はあまり聞きません。
「アンコ椿は故意の花」
おっと失礼、
「アンコ椿は恋の花」。
アンッコー!!と、都さんのあのふんばり声が思い出されます。
「さきがけ」は二日遅れです。
(え。それを言いたいためだけの「アンコ椿」かよ)
秋田で読む「さきがけ」と横浜で読む「さきがけ」は、
ちょっと違っているようです。
記事はもちろん同じなのですが、
わたしの気分が違っているのでしょう。
なかなかおもしろい体験です。

 あたたかやコップの水の三杯目

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