卒業式

 

 十八点下版の夜の沈丁花

弊社が入っているビルの四階はホールになっていて、
例年、この時期になると、
そこでいろいろな学校の卒業式が行われます。
昨日も着飾った娘さんたちとお母さんたちで
入口付近がにぎわっていました。
きれいな花が生けられ、
かぐわしい香りが辺りを包んでいます。
卒業の喜びと切なさと、
友と別れる寂しさがこちらにも伝わってくるようです。
このごろわたしは、
もっぱらアマゾンで買い物をしていますが、
ちょうど昨日、
いきものがかりのCD『ハジマリノウタ』が届きました。
「YELL」も入っています。
近所の小学六年生のひかりちゃんが
カラオケで歌うのを聴いて知ってから、
好きになった曲です。
「YELL」には、
「サヨナラは悲しい言葉じゃない それぞれの夢へと僕らを繋ぐ YELL」
とあります。だらだらした叙情に走らず、
ぐっと涙をこらえている感じが好きです。
ひかりちゃんも四月から中学生。
今は百人一首にハマっていますが、
親にも友達にも言えない、
自分でも分からない思いや感情や願いをはぐくみながら、
ステキな大人になっていくのでしょう。
さて今日もまた、
どこかの卒業式が四階ホールで行われるかもしれません。

 春うらら仕事放って立ち小便

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