工夫

 

 朝まだし耳冴ゆ布団の温さかな

今日、例えば会社に往って、午前中に、
三つしなければいけないことがあるとします。
ほかの社員と関係なく、自分一人でしこしこ
やらなければいけない仕事はともかく、
だれかとなんらか関わる内容のものが少なくありません。
そういうときは、仕事の内容そのものを頭に叩き込み、
今日はコレとコレとコレをしなければいけないぞと
記憶に留めるのではなく、
コレは編集長ナイ2くんに関わること、
コレは武家屋敷に関わること、というように、
しなければいけない仕事に関わる
(関係の濃い薄いは措いといて)人の顔と名前を
記憶するようにします。
今日はナイ2くんと関連して忘れてならないことが二つ、
武家屋敷に関連しては一つ、
などと思うようにするわけです。
これによって、内容そのものを記憶するよりも、
忘却の度合いを下げることができるように思うのですが、
いかがでしょう。
ちなみに今日は、年末調整の資料の提出締切日ですが、
年末調整の資料の提出締切日として記憶するのでなく、
年末調整の資料は武家屋敷に提出するものなので、
「武家屋敷に関して一つ」と頭に叩き込むのです。
ただ問題がないわけではありません。
会社に着いて、
さて、今日は武家屋敷に関係したことで何かあったな、と、
記憶を再生させるところまではいいのですが、
その後が思い出せないということが、たま~に、ある。
こうなると、もうどうしようもありません。
いらつくこと頻り。
老人力のつき過ぎも困りものです。

 暖取りてまなこキトキト鯥五郎

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