思うこと

 

 さっき行ったトイレに走る冬の朝

今其れ人を愛するに於て一法有り。人工の法に非ず。
姑らく之を循環黙愛と謂はむ。何ぞや。
譬へば此に友十人ありとせん。
我れ静黙以て日に其一人を胸裏に特愛し、
十日にして全部に及ぶ。終りて復た始まる。循環して已まず。
諸友各々亦此の如くす。此れ集団を神愛するの一法也。

人を愛する方法について、新井奥邃が具体的に記している箇所で、
「信感第二」(『新井奥邃著作集』第二巻三二七頁)に
でてくる言葉です。
年賀状を虚礼とよぶ向きもあり、
郵政民営化についてどう考えるかということも無視できませんが、
弊社では、今年も年賀状をだします。
だすとなれば、こころを無駄に用いずに、循環黙愛をもって、
一人ひとりていねいに一言したため送りたいと思います。

 バケヤロー!! 冬空仰ぎ高いびき

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