ひとからいわれると

 

 気功の日瞑想破りし咳ばらひ

今週月曜日(12月21日)の読売新聞夕刊
「新刊立ち読み」のコーナーで、
拙著『出版は風まかせ』の書評が掲載されました。
ありがたいことです。
ひとつ気になったのは、「弱小」という単語。
こんなふうにつかわれていました。
「無の状態から何とか編集機を据え、
自宅を事務所にスタートした苦労、
弱小出版社には高額の新聞広告、
在庫書籍の保管問題などで頭をかかえるばかりだが、
尽きない本作りへの熱情が伝わってくる。」
結論部分は、ほんとうにありがたい。
だから、細かいことを気にするなよ、
ケツの穴が小さいな、あはははは…といわれれば
それまでなんですが、
例えばですよ、頭髪の不自由な人が先手必勝よろしく、
みずから「ハゲ」というのと、
ひとから「ハゲ」と指摘されるのとでは、
気持ちのありようが相当にちがいます。
この文章の三行目、
「拙著『出版は風まかせ』の書評が~」にしても、
これがもし、だれかから、
「あなたのつたない本を読ませていただきまして」
などといわれたら、やはり相当に面白くない。
でも、読売新聞の書評のおかげで、
目に見えて売れ部数は伸びましたから、
大人でもありますし、がまんすることにします。ぶちぶち…

 寒空や犬に吠えらる立ち小便

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