椅子と辞書

 精神の残尿感か秋の宵

税理士の先生から経費を少し使ってもいいと
お許しが出ましたので、これ幸いに、
ノルウェーはホーグ社製のバランスチェア七脚と
小学館の『日本国語大辞典』(第二版)全十四巻を
会社用に買いました。
『日本国語大辞典』は日本のOEDとも称されるもので、
辞書好きのわたしとしては、前から気になっていました。
新品だと二十二万円もするところ、
「日本の古本屋」サイトで検索したら、
箱無しの揃いで十一万円というのが出ていましたから、
さっそく注文。一昨日、それが届きました。
適当にページを開いて、
細かい文字に焦点を定め読み始めると、
へぇ、そうなんだぁと、知らないことがつぎつぎ現われ、
発見の喜びに浸ることができます。
椅子も辞書も、出版社にとっては重要なインフラです。
昨日、「サイドビジネスとして塾経営に興味はありませんか」
という営業の電話が掛かってきました。
「本業以外に興味はありません」と、すぐに断りました。
塾をサイドの仕事として考えるということが、
そもそも気に入りません。

 鰯雲我れもものをおもふなり

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