親はありがたい

 夏の日や歩き疲れてボブ・マーリー
週に何度か秋田へ電話をします。
忙しくて一週間ほど空いたりすると、
向うからかかってくることもあります。
とくべつなことはありません。
横浜は雨だけど、秋田はどうか、
田植えは終わったか、
中学校のバスケの試合はどうっだったか、
日曜日に春風社の本が朝日新聞に載るよとか、
十周年のパーティーはこうだったよ、とか。
悩みもないわけではありませんが、
そういうことは言っても仕方がないので、
喜んでくれそうな話題を話します。
そうすると、本当に喜んでくれるんですね。
その喜びがこっちにも伝わってくるものですから、
ますます喜ばそうと思います。
でも、その聞き方は、
ただ手放しで喜んでいるわけでもなさそうです。
こちらの報告の中に、
たとえば、ほんの少しの驕りが隠れている場合など、
ちゃんと嗅ぎ分け、
そのことを指摘してくれます。
オモテで褒めてウラで「今に見ていろ」というような
他人の不幸は蜜の味的な発想はありません。
ですから、今後の進むべき方向についても、
間違わないように、親に話し、
その聞き方に耳を傾けようと思っています。
 ビアガーデン西城もどきがイカを食う

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