無意識さん

 ぶらんこを押してこころの揺れてをり
自分で書く文章のことですが、
こういうことを書こう、書かなければいけない
と思って書き始めたものの、
サッと最後まで書けるときもあれば、
途中で停まってしまって、
うんともすんとも動かなくなるときもあります。
そういうときは、だいたい放っておくことにしています。
あの停まってしまう感じというのは、
ちょっとパソコンのフリーズ状態に似ています。
焦っていろいろやると、
もうどうしようもなくなり、完璧に固まって
強制終了せざるを得なくなりしますが、
しばらく放っておくと、
サクサクッと快適に動いたりするんですよね。
書き物で停まったときも、
さわらないで放っておいているうちに
フリーズが融けたみたいに
思考がすすみ、ことばが浮かぶことがあります。
ふだん考えもしなかったことばが
スッと浮かんだりすると、うれしくなります。
なので、フリーズも大事かなとこのごろ思います。
フリーズすることをいとわずに、
むしろ歓迎のこころもちでいると
そのうち無意識さんがはたらいて、
いい方向を示してくれるようなのです。
文章だけでない気もします。
 どれくらい押してぶらんこ雲に乗れ

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