山菜シーズン

 西浦湾春白浪の立つ見えて
大型連休といって喜んでばかりも
いられない状況ですが、
弊社は明日より暦どおりのお休みをいただきます。
ふるさと秋田へは三日に行きますが、
この季節のたのしみは、なんと言っても山菜採り。
いろいろある中で、
思い出もあり、食べて美味しく、
春山菜の王様とわたしが勝手に思っているのは、アイコ。
ほんとうに、愛子様と呼びたくなるぐらいです。
秋田では、アイノコともいいます。
シソみたいな形をしています。
葉も茎もギザギザの棘がいっぱいで、
さわるとチクチク痛いのですが、
そのチクチクは、山の空気や土の香り、
緑を分け入ったところに突如現れる
清冽な滝に連なっています。
滝といえば、後藤夜半の有名な
 滝の上に水現れて落ちにけり
がありますが、この句に初めて触れたとき、
山歩きが何よりも好きだった祖母に連れられ
アイノコを採りに行った時間が
ありありと思い出されました。
 藪払ひ時を告げるやホーホケキョ

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